さまざまな場面で役立ってくれるコミュニケーションロボットですが、現状はどうなっているのでしょうか。
以下では、コミュニケーションロボットの現状について解説していきます。
企業向けのロボットが多い
株式会社NTTデータ経営研究所が2018年に調査した「ロボットの導入・活用に取り組む企業の実態とは?」の結果によると、企業向けに導入されているコミュニケーションロボットは、個人向けに導入されている数の約2倍となりました。
これは、コミュニケーションロボットはまだまだ基本的に価格が高いので、個人向きではなく業務用として企業が導入するケースが多いことが考えられるでしょう。
人型が60%
株式会社シード・プランニングの調査によると、2018年5月時点では、国内で現在発売されているコミュニケーションロボットは、「人型」が60%を占めています。
そのうちの45%がAIに対応しており、動くタイプと動かないタイプはちょうど半分ずつの割合です。
また、人間型に次いで多いのは「円柱型」「球型」「動物型」の順になっています。
スムーズな会話はまだ難しい
今の音声認識技術だと発話中に認識ができないため、トランシーバーのようなやりとりとなってしまい、残念ながらまだままだスムーズな会話ではありません。
また、ユーザー側も、ひと単語ずつはっきりと喋らなければ間違った意味で伝わってしまうといった現状もあります。
今はまだ、人とスムーズに会話できるレベルに達していないという問題は拭えていないのです。
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