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長良の落陽。

そもそも産業用ロボットって?

世界初の産業用ロボットは、1962年に米国で誕生しました。米国人エンジニアのジョージ・チャールズ・デボル・ジュニアが提案した「ティーチング(教示)とプレイバック(再生)により自動化に柔軟に対応するロボット」というアイデアと、“ロボットの父”と言われる事業家ジョセフ・フレデリック・エンゲルバーガーが出会い生まれたのが「ユニメート(=汎用能力をもつ作業仲間)」と名付けられた産業用ロボットだったのです。
この「ユニメート」を製造・販売するユニメーション社と、いち早く技術導入契約を結んだのが川崎重工でした。技術力を総動員して国産化を図り、1969年に日本初の産業用ロボット「川崎ユニメート 2000型」を発表。以降、国産産業用ロボットの開発は自動車産業を中心に加速します。もともと電気機器や精密機械の分野で高い技術を持っていた国内メーカーの実力がここで一気に開花し、やがて日本は世界をリードするロボット大国となりました。
産業用ロボットの種類は、6種類に大別されます。まず初期に広く普及したのが、砲台のように台座中心に旋回軸を備え、作業を行うアームが上下回転+伸縮する「極座標型ロボット」。国産初の産業用ロボット「川崎ユニメート 2000型」もこのタイプに属しています。これに似たタイプで、やはり初期に多く活躍したのが「円筒座標型ロボット」。こちらは旋回軸を中心に、上下移動+伸縮するアーム機構を持っています。また、旋回軸を使わずに縦×横×高さの3方向に直交するスライドで3次元の動きを実現するのが「直角座標型ロボット」。
このタイプは、設置面積は大きくなるものの機構がシンプルなので制御が容易なのが特徴です。 現在最も広く使われているのが「垂直多関節型ロボット」。人間の腕のような関節(=軸)を複数もつアーム+旋回軸で構成し、溶接やパレタイズ、組み立てなど様々な用途で活躍しています。水平方向の回転軸と垂直方向の直線軸で構成するのが「水平多関節型(スカラ型)ロボット」。
上下運動する先端部が水平方向に移動するため、高さが一定の作業台上での作業などに向いています。スピーディな作業を得意とするのが「パラレルリンク型ロボット」。並列(パラレル)に配置した複数の関節で先端を制御するので高速かつ精密な動作が可能で、ベルトコンベア上に流れる軽量なワークのピッキングなどに活用されています。
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