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長良の落陽。

ギヤードモーターの結線方法について

正転・逆転について
モーターの回転方向を表す記号にCWとCCWがあります。
CWは出力軸側から見て時計方向(正転)、CCWは出力軸側から見て反時計方向(逆転)となります。
ギヤードモータには、三相電源入力タイプと単相電源入力タイプがあり、電源電圧によって結線方法が異なります。
CWとCCWを結線で切り替える方法は、三相入力のギヤードモータの場合、一次側のR、S、Tいずれか2線を入れ替えると逆方向に回転します。
瞬時正逆転をするとギヤに大きな負荷がかかってしまうため、ギヤの破損、寿命低下をまねきます。回転方向の切り替えは、ギヤードモータが完全に停止した後に行うようにします。
単相入力のギヤードモータの配線は、3本リード線と4本リード線のものがあります。
3本リード線であれば図2のように、L側の白と赤を入れ替えることで、簡単に反対方向に回転させることができます。
4本リード線の単相入力ギヤードモータを逆回転させる場合は、黒と白を入れ替えることで逆転できます。そのため、図3のような結線をしてください。
単相入力のギヤードモータは、慣性負荷が大きいと瞬時正逆転をおこなった場合、回転方向が切り替わりません。回転方向の切り替えは、ギヤードモータが完全に停止した後におこないます。
ブレーキ付きギヤードモーターの結線
商用電源での運転しているギヤードモータの減速・停止には、いくつかの方法があります。
ひとつは電源の遮断、及び電磁ブレーキでの停止です。
ギヤードモータへの印加電圧を遮断することにより、ギヤードモータの駆動力が失われ、惰性での回転(フリーラン状態)になります。負荷トルク(機械等の抵抗力)に よって減速し停止に至ります。
減速時間は負荷(機械とギヤードモータ)の慣性、負荷トルクの大きさにより決まります。
もう一つの方法として、電磁ブレーキを使用して停止させる方法です。ギヤードモータへの印加電圧が遮断された後、電磁ブレーキを動作させることで負荷トルクと制動トルクにより短時間で減速できます。停止後はそのまま電磁ブレーキの保持トルクにより機械を停止(固定)させておくことができます。
電磁ブレーキの回路には普通制動回路と急制動回路があります。停止位置精度を必要とされる場合や昇降機械などは、ブレーキの応答時間を短縮する急制動回路を適用します。
インバータとの結線方法について
インバータ駆動による減速と停止、電磁ブレーキとの併用について。
インバータ駆動では、設定された減速時間により減速停止することができます。
この際、回転しているギヤードモータよりもインバータの出力する周波数を下げることでマイナス負荷(負荷から回される)のトルクを出力して減速停止します。
使用の機械をフリーラン停止した場合にかかる時間よりも、短い減速時間で減速する場合インバータの過電圧保護によるエラーが生じる場合があります。この場合は、制動抵抗器の使用が必要になります。
インバータが最低出力周波数・始動周波数で出力を停止したあと、慣性によりモーターの回転が継続し、すぐに停止しない場合があります。
このような場合は、インバータの直流ブレーキ機能を使用することでモーターを停止させることができます。
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