産業用に当てはまらないロボットは、全部サービスロボットに分類されるとするとその種類は下記のように分類できます。
コミュニケーションロボット
コミュニケーションロボットは、人の生活の状況に応じた適切な動作や言葉を発するロボットです。ロボットの機能によって、会話型、動作型、会話・動作複合型の3種類に分類されます。それぞれの機能の特徴を生かすことで、接客業などの人手不足が解消できるのではと期待されています。
家事代行ロボット(ホームロボット)
自宅においての家事を代行できる家事代行ロボットは、一般的に普及が進んでいる掃除ロボットから、実用化や普及に向けて開発が進められている人型の全自動代行ロボットまで幅広い種類が存在します。いわゆる時短家電の延長線上から、今後さらなる発展が期待されています。
医療代行ロボット
現在の医療現場では、医師や看護師などの医療従事者に代わって業務を遂行できるロボットが数多く導入されています。手術やリハビリだけでなく、普段の診療まで代行できるロボットも導入が進んでいます。導入がさらに進むことで、医師・看護師不足の問題解決や高精度なサービス提供の実現が期待されています。
農業ロボット
農業ロボットは、力仕事や繊細な作業だけでなく、農業分野でのありとあらゆる場面に対応できるロボットです。自動収穫ロボットやロボットトラクターなど、必要とする場面で対応するロボットの種類や形状も様々です。導入がさらに進むことで、農業における労働力不足の解消が期待されています。
パワーアシストスーツ(ウェアラブル)
パワーアシストスーツとは、電動の動力源や人工筋肉などで人間の動きをサポートする衣服や装置のことです。スーツの使用目的や動力によって複数の種類に分類されます。現在、労働環境の改善にむけて介護業界や建設業界などで導入が進み始めています。
測量、危険地帯作業ロボット
近年では、人間が立ち入ることができない地域で地形を調べたり作業を行ったりすることができるロボットがさまざま導入されています。AI技術を活用した危険地帯での人命救助や、遠隔操作による原子力発電所の解体作業などで大きな功績をあげており、近年注目が高い分野です。
セキュリティロボット
セキュリティロボットは、警備ロボットとも呼ばれ、近年都市部を中心に導入が進んでいます。カメラやアラームを搭載しており、非常時に作動するシステムが主ですが、最近ではAIを活用した自動警備体制に対応するものが登場してきています。導入がさらに進むことで、人手不足の解消と警備体制の強化が期待されています。
自動運転車
AI技術の発展によって、人間が運転するよりも安全とされる自動運転車の導入と普及が現実味を増しています。そのほかにも、今まででは考えられなかった分野においてのロボット導入や普及が今後進んでいくのではないでしょうか。
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