・垂直多関節ロボット
その名の通り、多関節型で、垂直に動いてくれる産業用ロボットです。 まるで人間の腕みたいにスムーズに動いて、どのような動作でも可能になります。 4~7軸を装備していることがほとんどで、溶接もできますし、塗装も可能な多彩な動きをみせてくれます。 何でもできてしまうので、多くの現場で使われています。複雑な動きに耐えようと思ったら、まずティーチングが必要です。
・水平多関節ロボット(SCARAロボット)
その名の通り、今度は水平に関節が動いて、蛇のおもちゃのように複雑な動きができるロボットです。横に2軸、縦に1軸持っており、手首も動くケースが多いので、全部で4軸が多くなっています。 ただ、形状の問題があり、縦の動きだけになります。つまり、上から差し込むタイプの動作だけができるということです。それでもこの動きには重要な価値があり、組み立てる際にぎゅっと押し込む動きが必要な作業にとても適しているといえるでしょう。
・直角座標ロボット
直交ロボットとも呼ばれます。直角の軸を二つ以上組み合わせて、二次元を表現します。二次元の動きに強く、小部品を組み立てるのに適しています。以前はよく使われていましたが、最近は産業用ロボットが複雑な動きができるようになったので、直角座標ロボットはあまり使われなくなっています。
・パラレルリンクロボット
パラレルリンクロボットとは、UFOキャッチャーのような形状で、軽量なアームが素早く動いて製品をぱぱっとつかみ、作業することができてしまいます。製品が流れてくると、パラレルリンクロボットが動き、先端のアームでつまみます。運ぶのが基本なので、迅速に動けるのが魅力的なロボットです。
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