モータドライバとモータコントローラーは、どちらもモータを制御するための装置ですが、以下にそれぞれの違いを説明します。
モータドライバ:
モータドライバは、モータへの電力供給や制御信号の変換を行うためのデバイスです。主な役割は、低電圧制御回路からの制御信号をモータに適した電力信号に変換し、モータへの電力を供給することです。モータドライバは、モータの回転方向の制御や速度制御など、基本的なモータの制御機能を提供します。一般的に、モータドライバは小型のモータや単純なアプリケーションに使用されます。

「写真の由来:
ステッピングモータドライバー 2.4-7.2A 最大 80VAC或いは110VDC」
モータコントローラー:
モータコントローラーは、モータの高度な制御機能を提供する装置です。モータコントローラーは、モータドライバと制御回路を組み合わせたものであり、位置制御、速度制御、トルク制御などの高度な制御を実現します。モータコントローラーは、より複雑なアルゴリズムや制御システムを組み込むことができ、センサーデータ(例: エンコーダーからのフィードバック)を使用してモータの正確な制御を行います。モータコントローラーは、産業用逆変換装置、ロボットアーム、自動車の電動パワートレインなど、高度な制御が必要なアプリケーションで使用されます。
簡単に言えば、モータドライバは基本的な電力制御や信号変換を担当し、モータコントローラーは高度な制御機能を提供するための装置です。ただし、実際の製品によっては、モータドライバとモータコントローラーが1つの統合されたデバイスとして提供される場合もあります。